◆雑菌感染と皮膚ph維持について
犬のアトピーは、内因的に発生した痒みと掻痒行為により皮膚に傷が付きます。さらにその部位に空気中や土壌の雑菌群が感染して、さらに痒みが増し炎症部分は拡範してゆきます。その繰り返しで毛が抜けたり、痒みによるストレスの連続で、厳しい条件はさらに募ります。腸内細菌やミネラルの減少も大きな要因として、更なる悪化の要因ともなりますので、その根源の解決は必須となります。
腸内細菌・ミネラル調整と並行して、皮膚もアレルギー反応の要因となりますので、前項の「皮膚常在菌とは」で述べたように、炎症部分の感染防御を中心に処置します。特に守らなければならないのが、皮膚常在菌の棲息なので、その棲息範囲内のphと、雑菌群の死滅するphを確認して、皮膚処置を行うことが重要です。有用皮膚常在菌保菌・雑菌排除の条件は、「ph4」ということになりますので、クラスターの小さな「ph4ローション」を使用することをお薦めします。推薦商品は「蓬水」「ブルベリックス」です。
この処理を継続すれば、皮膚は乾燥して「カサブタ」が出来るようになります。この状況が改善のスタートとなるのです。カサブタの廻りは、神経の断層となり「痒み」もくるでしょうが、何度も何度も感染防御の処置を行うことで、徐々に範囲は狭くなってきます。50%解決までは、時間は相当にかかりますが、それ以降のスピードはその数倍のスピードで解決してゆきます。特に、毛が生え出してからのスピードは、皮脂出の相乗効果であっという間に解決を見ます。
それと、症状解決には皮膚のスキンケアが必要と、いつも皮膚をきれいにするのですが、それも逆効果となっています。雑菌群は、水分を媒介して増殖をしてゆきます。特に、浴槽に入れると、浸透圧が高くカサブタをあっという間に剥がし、その部位からは体液が滲み出し、更なる感染を引き起こしてゆきます。
上記のように「腸内細菌」「ミネラル」「皮膚常在菌」調整を行えば、3ヶ月程度で安定はしてくるでしょうから(ステロイド剤離脱時期によって差が出る)、その間の少々の犬の臭いは我慢しなければなりません。毛の生え変わり時期も想定すれば、厳しいと思いますが、この「脱入浴」方法が解決には一番と思われます。
決して、油脂系の保湿剤を使用してはなりません・・回復を遅らせる原因となります。
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